チャールズ・イームズ、誕生日おめでとう!彼(そしてレイズ)の多才さを示す8つの象徴的なデザイン!
デザインのアイコン、チャールズ・イームズは116年前の今日生まれた。チャールズ・イームズは妻のレイ・イームズとともに、戦後のデザインをアメリカのみならず世界中に多大な影響を与えた。彼らの作品がいかに多才でユニークであったかを示す、8つの代表的なデザインを紹介しよう!
1:イームズ・ラウンジ・チェア
19世紀のクラブチェアをモダンにアレンジした、イームズの代表作。しかし、その原型は1950年代初頭、イームズの友人である映画監督ビリー・ワイルダーのためにデザインされたものだということをご存知だろうか。合板の曲げ加工技術は 、 チャールズ・イームズのもう一人の親友 、 エーロ・サーリネンとともに 完成さ せたものだ。 デザイン界で最もコピーされた椅子のひとつ。 ©Vitra
2: ヴィトラのハング・イット・オール・コートラック
「レイは私にできることは何でもできる。もともと画家だったレイは、イームズのデザインに遊び心と視覚的なスタイルをもたらした。このコートラックはその色彩がよく映え、モダン・クラシックと呼ぶにふさわしい。 ©Vitra
3: 第二次世界大戦の兵士を救った成型合板スプリント
デザインといえば、チャールズは "我々は見栄えを良くするのではなく、問題を解決するのだ "と言った。その完璧な例がここにある。第二次世界大戦のさなか、折れた脚を固定する金属製のスプリントが、治すはずの患者を傷つけていた。イームズ夫妻は、自転車の予備部品を使って新しく発明した合板を曲げる装置(彼らはこれを「カザム!マシン」と呼んでいた)を使って木製の副木を作り、無数の命を救った。 イームズオフィス
4: イームズ・ハウス
チャールズは1949年、エーロ・サーリネンと再び協力してこの家を設計した。重要な雑誌 『 Arts & Architecture 』の編集者、ジョン・エンテンザによる設計課題から始まったため、ケーススタディ・ハウス#8としても 知られている 。それは、ジョン・エンテンザが重要な雑誌『アート&アーキテクチャー』の編集長としてデザインに挑んだことに端を発する。チャールズとレイは自分たちで家を建てることを選び、そこでふたりは一生を終えた。現場での建設にかかった時間はわずか90時間で、ヨーロッパのデ・ステイル運動の影響を受けている。 イームズ・オフィス
5: グラフィック・デザイン
レイ・イームズは油絵具からキャリアをスタートさせ、その色彩感覚は伝説的である。チャールズは建築家としてキャリアをスタートさせ、IBMやハーマンミラーといったクライアントのためのビジュアルマテリアルを共に制作したほか、ロサンゼルスの子供向けミニチュア遊園地「グリフィス・パーク鉄道」も手がけた。 イームズ・オフィス
6: ヴィトラのクラシックトレー
最高のデザインとは、日々の生活に喜びをもたらすもの。イームズのドローイングからインスピレーションを得たこのトレイは、実用的であると同時に美しい。愛する人にベッドで朝食を届けるのにぴったりです! ©Vitra
7: パワーズ・オブ・テン
ミシガン湖でのピクニックから始まるこの短編映画は、銀河系全体を包み込むようにスケールバックし、人体の個々の分子を映し出すようにズームインする。40年後に見ると、スタートレックのような雰囲気がある。面白い事実:ナレーションは、マンハッタン計画に携わった物理学者フィリップ・モリソンが担当している。 こちらでご覧 ください !
8: IBMのためのMathematicaエキシビション
1961年の展示会で、イームズ夫妻はIBMから、数学と科学がいかに楽しいものであるかを示す仕事を任された。見本市に行ったことがある人なら、相互作用がいかに重要かわかるだろう。500個の電球が掛け算をしたり、3万個のプラスチックボールがベルカーブの形を作ったりする様子を思い浮かべてほしい。1998年に閉幕するまで、企業主催の展示会としては史上最長の歴史を誇るのも不思議ではない。©Ryan Somma, Flickr